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どうして万年筆なんですか?

ペンケース(万年筆)
左から:Hunting, 飛天, Primavera, Sole, Rosso e Oro, Mare, Grand Place/ペンケースTAKUYA Made by Hand
Photograph by せ~じ


「どうして万年筆が人材開発・能力向上のサイトに掲載されているのですか?」というご質問を頂きました。
それは、万年筆は極めて「個人的な」「贅沢な」筆記用具であるからです。

古いドイツのことわざでは「万年筆(Fullhalter)と女房(Frau)は他人に貸すな」ということわざがある
ぐらい、所有者は大切にしていました。

工業製品であるのにもかかわらず、既に製造時に微妙な違いがあります。
嘘だと思うのなら実際に、「同じ」型番の万年筆で違う個体をそれぞれ書き比べていただければ
違いがおわかりになると思います。
また使ううちに、金のペン先が微妙に使い手の書き癖になじんできて、その人に非常になじんで
くるのです。

現在、「実用性」という意味では、ボールペンでもかまいません。しかし、ボールペンには
その人独特の筆圧や文字の続き具合といった「味」がなかなか反映されません。
また、万年筆は書き手の自由度が許容されていて、先の方をもつ人、立ててもつ人、寝かせて
使う人、いろいろな自由度が許されています。しかし、ボールペンには基本的には角度が変わって
もいいという自由度はありません。

私は書籍の企画書を書くときやいろいろな「企画」を書くときに特に手書きで万年筆で、
ぱーっと筆を走らせます。その結果、いろいろな良いアイデアが思い浮かんできて、
最終的に、WordやPowerpointで清書する前には、かなりの立体的なアイデアとなって
思い浮かんできます。

PCで書く「誰でも同じ」というような機械的なイメージではなくて、「手書き」の良さは、
年賀状の時期だけになりつつあるかもしれませんが、「味」がある文字は、まさに、
私たちが創る「一期一会の空間」である、大切な、そして、もう二度と同じ時間はない、
そういったとても大切な時間を表現したいのです。

無駄に見えるかもしれませんが使っている者しか万年筆の良さはわかりません。
実用性や利便性だけではボールペンには負けるかもしれませんが「自分だけの」
パーソナルな筆記具を持つことの贅沢さは、持ってみた人しかわかりません。

コミュニケーションが対面から電話、そしてメールですまされることが多くなり
時に無味乾燥な文字情報のやりとりをコミュニケーションといっている時代にこそ、
この少し、扱いがしっかりしていないとだめだけど、愛着がある味がある個人的な
メディアである万年筆に私たちが行う「個人を贅沢なほど大切にする」ということの
象徴として 登場していただきました。

また、一番下の写真はこじつけかもしれませんが、「工房」すなわちWorkshopの図の例と して、
敬愛するTAKUYAさん(全て手製で、ミシンも使わずに革製品を小物から鞄まで制作する)の
工房の写真を掲載しました。
私どもが行う「講座」は、全てWorkshop形式です。その場で、一期一会の場で紡がれる 物語という
「作品」を大事にしています。
修正もできない一回きりの機会で職人である私たちが緊張感のある場所で作業をして いるという
象徴にふさわしいので、こういった場面を掲載しました。

written by 近藤直樹

TAKUYA三作業中写真
全て手製の作品製作中のTAKUYAさんの作業工房(2007年のTAKUYA MADE BY HAND時代)

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